蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第662章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2-1
だけど
2020年1月
パティシエになるべく、と、父さんと母さんが開いた ケーキ&カフェで修行を始めた矢先、 世界情勢が混沌として来て。
(『父さん』と未だにスムーズ呼べないでいる俺)
煽りを喰らっちゃったのが。
雅紀にぃと潤にぃのカフェとケーキの店。軌道に乗りかけて数ヶ月でさ……休業を余儀なくされたりさ。
皆で話合って。
テイクアウト専門にして、しばらく様子見ようっていう事に。父さんと母さんの店もね。
俺は、普段は優しいけどね。仕事の時は……厳しい父さんにじっくりと教えてもらえて。
良かったと思う事にしたんだ。俺。様々な事を吸収して、少しでも父さんに近付ける様頑張りたいから。
そんな中
カズとサトが専門学校無事卒業して。少しずつだけど 日常が戻りつつある中、 一年かけて店のコンセプトとか話し合って準備しながら、カズとサトの希望で、二人は父さんの店で修行して。
ついに
*2023.1月末
和也「翔ちゃーん、コーヒーカップ届いたよー」
翔「分かったー」
智「翔ちゃーん、看板の絵これでいい?」
翔「いいねぇ」
翔ちゃんと、サトシと、俺の夢。
翔ちゃんと、カズと、オイラの夢。
カズと、サトと、俺の夢。
『カフェとケーキ屋一緒にやる夢』
が叶ったんだ…
《涼やかな風.美しき優しき花たちへ》
これからも俺を見守ってね。
叡智に満ちた二人と。
和やかに。
助け合いながら。
いつの日か。
世界に
翔んで行って…
一流のパティシエに…頑張るからね!
*日常を取り戻した世界
**第341章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 番外編8
最終話を加筆訂正しました
*** この第662章は 第341章 最終話と同じ文章です