蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第662章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2-1
翔side
少しずつ、人を好きになって行くのも……
ありかな?
って。
表向きね……頑張ってるね? って言うけどさ……
裏で無自覚……
思って無いよね? って人が多すぎ……
だから無責任に人を傷付けても気が付か無いんだ。
とか。
ずっと……ウガッタミカタシカシテコナカッタ。
けど、今は、母さん、父さん、雅紀にぃのお母さん、潤にぃのお母さん、母方の祖父母。
雅紀にぃ、潤にぃ。
そして……
カズ、サト……
他にも……
信じたい……
信じる人達が……
俺を信じてくれる人達が……
その人達の為に頑張ろうって……
それにしても……
カズとサト、あの喫茶店で話をした後から、怖い位機嫌良いの。
何でだろ?
──-
その後は……
雅紀にぃと、潤にぃのカフェとケーキの店は、軌道に乗って若い女性中心に話題のお店になる予感がしてんの。
俺?
祖父「本当にすまなかったね」
祖母「いつでも遊びに来てね」
和解……と、言うか。 俺には、ホントワダカマリが残って無かったんだよね。
けど。
『ケジメ』
って正式な謝罪を受けて。
今では…… 母さんを、おじいさん、おばあさんは認めてくれた事が。
俺は、ホントに嬉しかったんだ。