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きつねづき ~番外編~
第24章 誘惑
光秀の御殿に帰って来たさえりは今日一日の事を思い返していた。
三成にはキッカケを
政宗には料理案を
秀吉にはデート案を
家康にはお香を
信長には勇気をもらった。
正直、これで光秀を誘惑出来るのかはわからない。でも、何もしないよりずっといい。お仕置きという言葉自体は甘美な響きを持つが、何をされるかわかったもんじゃない。
「とりあえず、料理からかな」
さえりは台所へと向かっていった。
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