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二次元の君と愛しき君へ【爆豪勝己】

第9章 闇深き日記




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9月6日


今日も応援練習があった。


正直、やる気なんてしなかった。


体育祭は運動が苦手な私にはかなりキツイものだった。


団長を見る時、なんか変な気持ちになる。


それでも私は、ダンスを踊って、声を上げた。


外はかなり暑くて死にそうだった。


もうすぐ体育祭だ。


ダルいなぁ……。


だけど、団長さんの笑顔を見ると、頑張ろうと思えるのはなぜだろうか。


この人みたいにたくさんの人を笑顔に出来たなら、私の人生も楽だったかもしれない。


そんなことを思っていた。











9月7日


明日は体育祭本番なので、今日は準備と予行練習に時間を費やしていた。


ダルいと思う反面、楽しみと思う気持ちもあった。


何気なく団長さんを見ると、今日も元気で楽しそうだった。


誰かと戯れているのは羨ましい。


私はこの軍で一人ぼっちだ。


紗希は違う軍になってしまった。


指示をする団長さんを見ていると、不思議な気持ちになる。


廊下ですれ違うだけで、嬉しいと思えた。


明日は嫌だけど、頑張ろうと思えたんだ。



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