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二次元の君と愛しき君へ【爆豪勝己】

第6章 家庭訪問





歩いていると、それぞれの家に着いた。


「家大きいね!私ん家と全然違う」


「そうなの?」


「友達はみんなデカイ家だけど、私ん家の辺りは住宅街だからね」


私の家は普通の家って感じだ。


「零ちゃん、一人で行ける?」


「いやぁ……」


かっちゃんの家に入ると思うと、少し不安になる。


「僕も一緒に行こうか」


「うん!」


出久はかっちゃん家の玄関のチャイムを鳴らした。


「おお!勝己に出久君じゃん!おかえり」


「おばさん、お久しぶりです」


私はかっちゃんを装うつもりでしかめっ面をする。


出久がなんとかしてくれるから大丈夫だ。


「出久君も上がって」


「はい!」


私はしかめっ面を続けながら家にずかずかと入る。


中に入ると、とてもキレイだった。


かっちゃん家ってスゴい……。


「勝己、やけに無口ね?何かあったの?」


「かっちゃんはちょっと喉を痛めて……」


出久がカバーしようとするけど、実の親には分かるみたいで……。


「ウチの馬鹿息子は喉も痛めないけどね……」


これって、「うるせぇ、クソババア!」とか言った方が良い感じかな?


「異常なくらいに良い子になっちゃって、本当に勝己どうしたの?」


かっちゃんだって私のお母さんにバレていないのに、かっちゃんのお母さんにバレたらダメだ。


「うるせぇ、クソババア……」


「なんかもっと勢いあった気がするけど……大人になったのかな?」


かっちゃんのお母さんは笑っていた。



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