• テキストサイズ

二次元の君と愛しき君へ【爆豪勝己】

第2章 二次元に生きる君へ





「やったー!勝った!」


「落ち着け、零。ガキみたいにはしゃぐな」


「だって、大好きなアニメの世界観を味わえるのって嬉しいじゃないですか」


「よく分からねぇ……」


相澤先生も世界の違いを分かっていないようだ。


「零ちゃん、使うの初めてなのにすごいね」


「お茶子ちゃん、ありがとう~」


お茶子とはしゃいでいると、みんなは異様な景色を見るように見ていた。


「爆豪が誰かと馴れ馴れしくしてる光景ってあり得ねぇ」


「だから、私は体が入れ替わってるの!」


切島君の言葉に私は全力で突っ込んだ。




寮に戻り、夕飯を食べた。


お風呂は嫌な物を見る気持ちで、仕方なく男子風呂に入った。


「えっ……零ちゃん!」


出久がそう言うと、みんなも驚いていた。


「おお……裸は無理……」


私は両手で顔を隠した。


「僕が洗ってあげるから、目を隠してなよ」


出久の言葉に私は大きく頷いた。


「いやぁ……」


体を洗う時はちょっと変な気分だった。


男子の体も慣れなきゃいけないの?


うっかり目を離すと、目の前に焦凍が居た。


「キャッ!焦凍は無理!」


「爆豪が女々しいと変だな」


「男子の裸は無理!!」


急いでお風呂から上がり、服に着替えた。



/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp