第1章 最低で最悪な出会い
「3つ目は、プリンセスの部屋で説明させて頂きますね。」
??何故部屋で説明しなければいけないのだろうか?
今私がいるのは執務室であるがここでは教えれないようなことなのであろうか?
この時の私はなぜ部屋で説明しなければいけないのかその理由に気づきもしなかった…
あの時気づいてさえいれば…後から後悔しても遅かった…
「さあ、プリンセス到着しましたよ。ここが本日からあなたの部屋です。」
「わぁ、素敵な部屋。」
目の前には今まで夢にも見たお姫様が住むような部屋が広がってた。
(1度ぐらい住んでみたいなって思ってたけどまさか本当に住めるなんて。素敵だなぁ。)
「女性に喜んで頂けるように出来ているんですよ。」
「さあ、気を取り直して、プリンセス3つ目の公務についてです。3つ目の公務は跡継ぎを選んでもらいます。」
「え?跡継ぎを?」
(子供もいないのにどうやって選ぶのだろうか?)
「子供もいないのに?というお顔をなさってますね。まあ、当たり前ですね。これから説明させて頂きますのでご安心ください。さぁプリンセスそこにお座り下さい。」
ジルに指示されたのはベットの上だった。
(え、どういうこと?なんでベッドの上?訳が分からない…)
この時の私は頭が混乱して状況に着いて行けずジルの言葉に従うしか無かった。