• テキストサイズ

【リヴァイ】揺るぎない想いと誓い【進撃の巨人】

第3章 学校の正門


良かった…。体で払うとかじゃないんだ…。

マヤは心底ほっとした。安堵のため息をついていると、男の声が降ってきた。

「わかったら早くしろ」

お金じゃない、体でもない。それは良かったけれど、つきあってほしいところって何?

そんな… こんな全然知らない人と、車に乗ってどこかに行ける訳なんかないじゃん。

マヤがぐずぐずしていると、今日一番 不機嫌そうな声が聞こえてきた。

「はぁ… お前 めんどくせぇな。おい、いい加減にしろ!」

「いい加減にしろって… あなたの方こそ おかしいんじゃないんですか!?」

「あ? 何をキレてやがる」

「大体、見ず知らずの人の車に乗れる訳ないでしょう!」

「………」

今度こそ ここから去るんだ。きびすを返したそのとき… それは聞こえてきた。





「……リヴァイだ」

低い感情のない声。思わず振り返ると、男はもう一度言った。

「俺はリヴァイ、……リヴァイ・アッカーマンだ」


/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp