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【リヴァイ】揺るぎない想いと誓い【進撃の巨人】

第17章 揺るぎない想いと誓い


「ハンジさん!」

「おわっ、ビックリした! なんだい?」

マヤの大きな声に、ハンジはのけ反った。

「リヴァイさん…、元気ですか?」

「あぁ… うん、元気だよ」

「お仕事…、忙しいんですか?」

「うーん… あー! そうなんだけどねぇ!」

ハンジは両手を頭の周りでヒラヒラさせている。挙動不審だ。

「……ハンジさん?」

「くーっ! マヤちゃん ごめんねぇ! 私は言いたいんだよ! 言いたいんだけど。ダメだ もう我慢できない! モブリット いいね!?」

「ハンジさんダメです! 耐えてください!」

「うぉぉぉぉ!」

………。

マヤはハンジの様子に圧倒されて、何も訊けなくなってしまった。

そこでマヤは、そもそもこの車に乗せられた訳を考え始めた。

……社長さんが 私になんの用なんだろう?

ホストクラブの社長さんって、どんな人なのかな?

ちょっと怖いな…。





気づけばVクラスは、どこかのビルの地下駐車場に入った。

背の高いハンジとモブリットに挟まれて歩いていると、マヤは自分が子供になったみたいに感じた。

駐車場からエレベーターで、最上階まで上がる。

エレベーターを降り 廊下をしばらく歩き、重厚そうなドアの前まで来た。

ハンジが、マヤの両肩をガシッと掴んだ。

「マヤちゃん!」

「はい!」

「マヤちゃんが思っていることを、そのまま言えばいいんだからね!」

「はい?」

「……残念だけど、私とモブリットはここまでなんだ。マヤちゃん、私はこれからも君に会いたい。でも… すべて君次第だ。一念通天! 健闘を祈る!」

「ええ? ハンジさん?」

動揺するマヤをそのままに、モブリットがドアをノックした。

「風丘さんを お連れしました」


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