第3章 もう逃げられないよ♡
思わずそんな感想が真白の口から飛び出していた。
ロイド
「しょ、ショタ…ぶふっ」
ジル
「ロイド…てめぇ後で殺す!」
ロイド
「あーやめて!やめて!ミンチにされるとまた元に戻すのが大変なんだから」
(ミンチ?)
ロイドの口からついたミンチに真白は挽き肉を思い出すが、"おい!!"というジルの掛け声にハッとして真白は彼を見た。
『な、何でしょうか?』
ジル
「言っとくが僕はショタじゃないかんな? もう一度それを言ったら拷問にかけるから!」
(ご、拷問!?)
『も、もももう二度と言いません!』
ジル
「なら良し。」
ロイド
「あれ、ここでもう上下関係出来てない?」
ジルに脅されぺこりとお辞儀する真白。
両手を組みうんうんっと納得するジル。
そんな二人に、ロイドは目を点にさせた。
サディアス
「あれ、まだ入ってなかったのかい?」
ふと真白たちの奥
2段重ねのサービスワゴンを押して来るサディアスがいる。
着物にサービスワゴンという妙な出で立ちだが、彼は得意げに引いては3人に近づいた。