obsidian is gently shines
第13章 恋人宣言
「セチア
お前は俺の恋人で、俺はお前の恋人だ。
間違ってるか?」
「間違ってません」
「セチア
いずれ必ず、俺達は結婚する。
異論はないな?」
「…ない、です」
リヴァイはセチアの左肩に同じように触れると、そのままぎゅっと抱きしめた。
「好きだ、セチア」
頬擦りと共にその細い首筋に顔を埋め、セチアにだけ聞こえるよう、甘く囁く。
「私も。リヴァイが好き」
自分を包む逞しい腕を愛しげに撫で、リヴァイにだけ届くよう、優しく囁く。
言わなくても
わざわざ言葉にしなくても
通じあっている想い
違うことのない願い
それでも…
言葉にすれば、よりいっそう鮮やかに色付く。
それは、今まで以上に二人のこれからに華を添えてくれる…
新しく生まれ変わった、二人の大切な宝物