第4章 捜査結果
ツバメのような羽を生やしたスカイヒーロー・ツバクローと名乗る女性が飛び立とうとした時俺は待ってくれ!と声をかけた。
「おや?私に何か用かな?」
「あんた、エンデヴァーの元サイドキックだろ?」
「過去の話よ」
「聞きたいことがあるんだ」
「んー…立ち話もなんだし、お茶しながら話しましょ」
そう言われて近場のカフェに入った。
俺は抹茶ラテを頼み、ツバクローはエスプレッソを頼んだ。
「坊や、私に聞きたいことって何かしら?」
「友夏という俺と同い年くらいの女の子について、何か知らないか?」
そういうとツバクローの表情が変わった。
「坊や、あの子のことどうして知ってるの?」
「昔、親父がうちに連れてきて一緒に遊んだことがある。
そのあと1人でもう一度うちに来て遊んで以来会ってないから最近調べてるんだが友夏について調べようとすると親父が危険過ぎると言って止めてくるんだ…あんた何か知らないか?」
「知ってるも何も…私はあの子の母親の妹よ」
「なんだって!?じゃあ友夏は今どこにいてどんな生活をしてるんだ!?やばい組織に関わってたりはしないんだよな!?」
「あははは、少年の妄想力は素晴らしいな!
叔母だからってなんでも知ってる訳ではないわ、あの子の事知りたいのは私の方…」
「まさかあんたも…」
「そう、私も友夏についていろいろ調べている1人よ」