第2章 最悪の再会
内容は今夜ポートマフィアを抜け、地下に潜るという事であった。
何故私に報告を___?
更に疑問を思うことがある。
私を誘うような文章が最後に添えられているが、時間や集合場所は書かれているのに、どうやって抜け出すかが一切書かれていない事である。
ポートマフィアはそう簡単には抜けられない。実際に姐さんが抜けようとして、慕っていた男性が先代の首領に殺されてしまったと言う過去を聞いた事がある。
ここは恐ろしい場所なのだ。
この手紙、太宰のやり口はやはりおかしい。
何かあるなと察した私は、手紙の下の空白の部分をライターで炙ってみた。
案の定、文字が浮び上がる。
そこには、私と織田作だけの秘密の事が綴られていた……
【 _______________ 】
何故これを太宰が知っているのか、答えら考えずともわかった。
織田作と飲みに行った日につい、話してしまったことが原因だろう、と。
織田作の死際に私の秘密を打ち明けて一緒に抜けるように等言ったのだろう、と。
知られてしまったのならば仕方がない。むしろ知っているならば早い、望むところだ。
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あの日、あの事件があった日のこと
「太宰、最後に一つ…お願いがある。海を一緒に連れて、行け、アイツも救う、、側に……アイツは、海は……
____________ 」
「そうか、海ね。嗚呼、、わかったよ、織田作。必ず約束するさ。だから…おやすみ。」