第1章 可愛い嫉妬 * 黄瀬涼太
ドクンッ
心臓が大きく音を立てる。
たった一つのキスで普段からは想像できない表情になる一花。
目がトロンと垂れて、唇は唾液でテラテラと濡れている。
いやらしくて、とっても可愛い。
「っあんま可愛いこと言わないで…。」
さっきの言葉で興奮しきった俺は一花の口にグッと舌を差し込む。
じゃれ合うなんて可愛い言葉では済まされないほど、深く蹂躙するように舌を絡ませてゆく。
俺の舌の動きに必死に応えている一花の膨らみにふにゃりと触れる。
『んはぁ…。』
もうシャワーを済ませて、あとは寝るだけだった体は無防備で、
中心部を円を描くように服越しになぞると一花の体がゾワリと震える。
服の上からでも分かるくらい主張しているソコを指で摘んでやれば分かりやすく声が出る。
『あっ…!』
「まだ続けるっスか?」
焦らす余裕なんてないけどもう一度彼女に強請ってほしくてわざと意地悪をする。
指先で突起を弄りながら、一花?と名前を呼ぶ。
『やぁ…、涼太っ…。』
「んー?」
『意地悪っ…。』
「言ってくれなきゃ分かんないっスよ?』
上目遣いで睨まれても何も怖くない。
むしろこっちの興奮を煽るだけ。
『涼太…。もっと触って…?』
胸に当ててる俺の手を掴んで、吐息交じりに呟かれた言葉に一気に身体が熱くなる。