第1章 俺を愛して《観音坂 独歩》
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家でただ、彼の帰りを待つ。
眠たい。
連絡があるかと思うついでに時間を見る。
1:47のデジタル表示を見てため息を吐く。
もう2時になるのか…
眠いはずだ。
ちなみに連絡は入っていなかった。
仕事をしているから仕方ないんだけど。
と、思っていたら玄関ドアのカギが開く
音がして玄関に行ってみる。
「……アレ、叶寝てなかったの?」
「うん、待ってた。おかえり」
「ただ、いま…」
「なんか飲む?」
「………酒、買ってきたから飲もう?」
「あ、ありがとう!飲もう」
独歩が買ってきたお酒の量は凄まじかった。
ウイスキー1本、ビール4本、日本酒2本…
ビールなんて独歩にとっては水。
と言わんくらいの飲みっぷり。
「〜〜〜あ、やっぱりビール美味い…」
「いい飲みっぷりだね。
てか、この時間じゃコンビニ?で買ってきた?」
「ビール4本は買ってきた。
ウイスキーと日本酒は一二三に持ってけって
言われたから持ってきた」
「そうなんだ、お礼しないと」
「別に大丈夫。いつも世話になってる
お礼だって言ってたから気にしなくていい」
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