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花吹雪の様に。《ONE PIECE》

第4章 タイムリミット


「砂だらけ!すご〜い!!」

ここがサンディ島。
船を止めたここは“ナノハナ”という港町らしい。


「じゃあ俺達は買い出し行ってくるけど、リン本当に船番でいいのか?」
「えぇ。でも1つ買ってきて欲しい物があるんだけど…」

「俺が買うよ!!」
「いや、おめェなんかに任せられるかよ。俺買ってくる!!」
「いや俺が!!」

(なんて優しいクルー達なのだろうか。

リンは全く彼らの下心に気付かず、感動していた。


「で、おめェ何が欲しいんだ。」

最近の私はローのことばかり考えている気がする。
話しかけられるだけで心臓がどきんと音を立てるのが分かる。
「えっと、香水を買ってきて欲しいんだけど…」

(え香水?リン香水つけんの?)
(今でも充分いい匂いだと思うけど…やっぱキャプテンの為か…?)

シャチとペンギンが端でなにやらコソコソと話しているのが見える。



やはり、香水なんておかしいのだろうか…。


「仕方ねェ。俺が買ってきてやるから、ちゃんと船番してろよ?」

「ローありがとう!!ちゃんと船番してるわ!!」
私はローに向かってにっこりと微笑んだ。





「キャプテン、リンを1人で船番させてていいの?襲う奴がいたら…」
「そんな奴俺が許さねェよ。」

しかし、ローとベポがそんな会話をしながら街へ行く時にはもう、リンを狙う者がいたのだ―――。

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