• テキストサイズ

【黒子のバスケ】変態女子に恋してすみません!!!

第3章 弱点


「あのさ、古文ってやる必要あるのかな?」






「必要性はわかりませんが、出来ればテストでも差がつけられやすくなりますよ?」






拾へる、の『へ』をもとより『え』に直してくれれば読みやすいのにさあ………







ということで、青いベンチでお勉強を教えてもらってます






「水色くん、水色くんはなんで私の名前を知ってるのかな………?」






「み……水色……?僕は黒子テツヤです。


なんでって、君は有名人ですからね






学年1の“変態”だって」






「ゔ…………」






なんで、私の第一印象はみんな“変態”なんだよ







がっくり肩を下ろす私を慰めようか、黒子くんはぽんぽん、と私の頭を撫でながら








「変態といっても、大人なことに興味があるんですから






みんなより一歩早い成長を遂げてるんじゃないでしょうか?」





黒子くんの言葉に、ちょっと元気が戻るも






実際、逆だ




私は、みんなより成長が遅い






胸だってまだ小さいし




初恋だってまだだし………





生理が初めて来たのだってちょうど五ヶ月前…………






みんなより遅い






私は、一足分、遅れを成しているのを





変態を装って誤魔化してるだけなんだろうな
/ 64ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp