第7章 知らない
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「襲わせろ」←
「変態は誰だよ!」
壁ドンしてみたら、興奮するかと思ったのに彩空は焦り始めた。
そもそも、オレが爆弾発言してる時点で気づけ変態。
鈍感のうえの変態か、たち悪いな。
はっきり言うつもりはない。
いつも間にか恥ずかしながら惹かれただけであって
惚れたことは、ものすごく情けないし恥ずかしい。
だからこいつが、
アホで変態で腐女子が自ら気づくまでなにもしない。
言うつもりはない。
だから早く気付けよ変態。
「で、変態
どうしてほしい?」
顔を赤くするくらいなら
変態な妄想なんてやめろ←