第1章 恋はプレーン味
ぶんぶん首を左右に振り、
「ダメだよ。まだ私達未成年なんだから」
「冗談だよ。つかこれ俺のじゃねーし。誰かの忘れ物」
「そうなの?よかったぁ」
心底よかったようで大げさにため息を吐いている。まぁ嘘だけど。
「けどほんとに吸っちゃダメだからね」
「了解しましたー!」
「怪しいなぁ」
久々の絡みなのに不思議と会話が途切れない。
やっぱ俺って話しやすいからモテちゃうのかなー!まいったねぇ!
ここらで例の件を切り出してみる。
「なぁ、この間ごめんな」
「え…」
「おっぱい触ったこと」
「べ、べつに気にしてないけど、もう触らないでよ!」
やべー!照れてる照れてる。この反応は処女確定。
俺もあの時初めておっぱい触ったんだよなぁ。あー…また触りたい、なんなら揉みながら吸いたい。見てよあのけしからん膨らみ。あの薄い布の向こうで2つのおっぱいが待っている。俺を。
エロいことで頭が埋め尽くされたところで、俺の視界に映るおっぱいが揺れた。
揺れてそのまま見えなくなる。
どうやらガン見に気付いちゃったみたいで、腕を組んでおっぱいを隠してしまった。
「おそ松くんその無表情怖い!やめて!」
「なあ、おっぱい触っていい?」
「触らないでって言った直後でしょ!?あとスカートめくりも禁止!」
「は?おっぱいはさておきパンツぐらいいーだろ?減るもんじゃねーんだから」
ニーっと歯を見せて笑ったら、非難するような目つきで睨んできた。