第2章 淫猥な目覚め／朱桜司R18※※

「お姉様、もっと感じてください。もっと、私を感じて欲しいです」

そう言うと、司はあんずの乳房から手を放した。
あんずは急に失われた快楽に戸惑う。
だが次の瞬間、ぬちゅりと音を立てて司の指が蜜口に突き立てられ、中をぬぷぬぷと押し擦る。
そして、彼の唾液とあんずの蜜液で濡れた淫芽を口に含み、舌で激しく愛撫し始めた。

「ん、ふ……ぁ、あぁぁっ」

指と舌で容赦なく快楽を刺激をされ、あんずはとうとう強い愉悦に我慢しきれず、堪らずシーツを強く掴んだ。
目の前で火花が散ったように、頭から足先まで貫くような愉悦。夢で感じたものとは桁違いの強い刺激に、あんずは体が震えた。

激しい愉悦の余韻に浸れたのは、一瞬のこと。
司は体を起こすと、あんずに覆い被さる。

「お姉様、ずっと……この時を夢見ていましたよ」

彼女の足がより開かれ、あんずはこれからどうなるのかを悟った。

「あ……、ダメっ」

制止の声を上げたが、司の昂りを蜜口が受け入れる方が早かった。

「あっ、ふ、あぁっ」

司は深く息をすると、ゆっくりと腰を進めていく。
あんずは体内に感じる圧迫感に息をつめた。
痛みからどうにかして逃げるように体を無意識によじらせるが、司はあんずの頬を撫でると、口付けを落とす。

「お姉様、すみません……まさかとは思いましたがvirginだったのですね」

痛みに顔を歪ませるあんずに司は優しく囁く。

「お姉様、好きです……貴女と繋がれて私はとても嬉しいです」

その言葉にあんずは胸がいっぱいになり、熱い想いがこみ上げてくる。
けれど、それを言葉には出来ず、あんずはただ司の背中に手を回した。