第2章 淫猥な目覚め/朱桜司R18※※
「お姉様、Noとは言わせませんよ?こんなにも感じていらっしゃるのに。お姉様は素直じゃないですね」
「やだ、そんなことな……ほんとにダ、メ……あぁっ」
司の舌の動きに合わせて腰がビクビクと揺れ、剥き出しにされた淫芽は彼の吐息にすら感じてしまっていた。
「お姉様、どうして私がこのようなことをしているのか、理解出来ますか?」
「……え?どうしてって……っ」
司はもう高校二年生になる。アイドルではあるがお年頃の少年でもある。
そういった性的なものに興味があるから。
そんな考えがあんずの頭を過ぎったが、司の表情を見る限り、そういったわけではないのだろう。
むしろ、あんずは頭のどこかでは薄々気付いていた。
「私は、お姉様を心からお慕いしているからです。ですから……っ」
「司、くん……けど、こんなの、ダメ……んんっ」
彼女自身がプロデュースするアイドルと性的な関係になるのは、戸惑いと恐れがあり、許されないことだ。
それでも感じてしまうのは、司に強く求められているのが嬉しいから。
無意識に足を閉じようとするが、司の手がそれを阻む。それどころか、空いている方の手があんずの体をなぞるように上半身へと伸び、彼女の乳房を優しく揉み込んでいった。
「ん……っ」
手のひらで弧を描くように揉まれながら、胸の中心を優しく揺らされれば、先端がツンと硬くなっていく。
司がそれを指先でクリクリと弄れば、あんずは快楽で声をあげないよう口を手で覆った。