第3章 あまのじゃく/朔間凛月R18夢※※
「なんで……朔間く、んっ」
唇が離れると、あんずは困惑した表情で凛月を見ていた。
目を見開き、その瞳には凛月の姿だけが映っている。
凛月はふっと笑った。
「何でも言うこと聞いてって、言ったでしょ?それに俺のこと、そんな風に呼ばないで」
凛月はあんずの頬に手を添えると、すっと撫でながら彼女の首筋や鎖骨、肩へと手を滑らせていく。
そして彼女の肩を掴むと、壁際に彼女の体を押し付けた。
「あっ、朔……り、凛月くん……っ」
「そう、よく出来たね。そうやって、僕の言う通りにしててよあんず」
あんずの体を押し付けたまま、凛月は彼女に唇を寄せた。
その瞬間、あんずの頬を汗がつたう。
「甘い香りが濃くなったねあんず」
凛月はあんずの耳元でそう囁くと、あんずを抱き締めた。
「んっ、凛月くんっ」
あんずが身をよじっても、男である凛月の力は強い。
凛月の胸を押し返そうとしても、びくともしなかった。
すると、彼女の背中に回っていた凛月の手が、スッと下へと降りていく。
「やっ……!やだっ」
「抵抗したらダメだよ」
あんずは顔を左右に振り、拒絶の意をしめすが、凛月は意に介さずにあんずの首筋に顔を埋めた。
つうっと首筋を舐め、ちゅっと優しく喰む。
「あっ、んっ……」
何度も首筋を刺激され、あんずの体から抵抗する力が抜けていく。
すると、凛月はあんずの下半身に、するりと手を滑らせていった。
下着の中に片手を差し入れ、ためらいもなくあんずの秘部をゆるゆると擦る。
「ねぇ、わかる?あんずのここ、もうとろとろだ。少しキスしただけなのに……感じたの?」
「あ……っ……」
凛月がくちゅくちゅと秘裂をなぞると、あんずは息を呑んだ。
「まーくんじゃなくて、俺に……感じたんだあんず」
「やっ、そんなっ……だ」
ダメ、と言おうとしたが、凛月の口付けで遮られる。
「いやらしい子だねあんずは。それなら……俺が満たしてあげる。もちろん、いいよね?」
顔を赤らめ、泣きそうになっているあんずに、凛月は彼女の耳元でそう、囁いた。