第16章 ★苛立ち
沖矢は泣きじゃくるを自分の部屋に連れてきてベッドに座らせた。
沖矢「さんが泣いているのは安室透に無理矢理抱かれたからだけではないですよね。何があったのか私に話して貰えませんか?」
沖矢はしゃがみ込んでと目線を合わせると優しく頭を撫でた。
「私は昴さんを裏切りました…。許されない事をしました…」
は沖矢と視線を合わせないように俯く。
沖矢「私が聞きたいのはそんな謝罪の言葉ではありません。さんが私以外の男にむやみに体を許す女性じゃないのはわかっています。だから、なんで安室透とシたのか理由が知りたいのです」
「昴さん……」
は今日の出来事を全部話した。
沖矢「理由はわかりました。安室透が言っていたことも正しいんですね。断りにくい状況だったとはいえ一応は同意の上での行為だったんですね。安室透は上手かったですか?私との時より気持ち良さそうな声を出していたように思えましたが…」
「……………」
沖矢「黙っていると言うことは肯定と捉えていいんですね。悔しいですね。彼氏である私より安室透の方がさんを気持ち良くさせたなんて…」
「ごめんなさい…。でも私の1番は昴さんです…」
の目から再び涙がこぼれる。
沖矢「さんが謝ることではありません。もっとテクニックを磨かなくてはいけませんね。長々と話してしまいましたが、さんの体を綺麗にしましょうね。いつまでも安室透の放ったものがさんの中に入っているのは耐えられませんから」
沖矢はを押し倒すと足をM字に開かせた。