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偽りの中の真実【R18】

第3章 喫茶ポアロ


沖矢「さん、昨日はゆっくり出来なくてすみませんでした」
大学の学食で沖矢とは並んで昼食を食べている。

「昴さんが来てくれただけで嬉しいから大丈夫です」
謝る沖矢には笑顔を向ける。

沖矢「コナン君、たまに強引な所があるんですよね」

「でも、しっかりした良い子ですよ」


『そうでしょうね。中身は高校生ですからね』


沖矢「あの年で毛利さんの助手をしてるなんて凄いですよね。探偵ごっこが好きなのか少年探偵団にも入っているみたいですし」

「そうですね。まるでベイカーストリートイレギュラーズみたいですね」

沖矢「もしかしてシャーロキアンなんですか?」

「はい、ホームズ様大好きなんです。だからコナン君の名前が羨ましいんです。ホームズ様の産みの親コナン・ドイル様と同じ名前なんて素敵ですよね」
普段はおとなしいがテンション高く話す。

沖矢「コナン君もシャーロキアンですもんね」

「も?もしかして昴さんもシャーロキアンですか?」

沖矢「えぇ、僕もシャーロキアンです。あ、そうだ週末バイトが終わったら僕の家に来ませんか?僕が借りている家の書斎が凄いんですよ。ホームズを始め色々な推理小説があって、まるで本の壁なんです」

「行ってみたいです。本の壁見てみたいです。その日は午前中のシフトなので昼にはバイト終わりますから」

沖矢「もし、良かったらその日は泊まっていきませんか?」

「えっ……」


『下心がバレてしまいましたかね…。フォローしないとマズイかもしれませんね』


沖矢「泊まりが嫌なら来ていただけるだけでいいんです。お泊まりはまた別の機会で構いませんから」

「…お泊まりで…大丈夫です…」
は顔を赤らめて俯きながら小声で返事した。

沖矢「では昼頃にポアロに迎えに行きます」

「楽しみに待ってます」
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