第14章 記憶のカケラ
朝食後、は安室にスマホを見せた。
「ここには安室さんとの写真があります。一緒に見ませんか?もしかしたら何か思い出すきっかけになるかもしれませんし…」
はスマホを操作して画像を表示させる。
「これは蘭ちゃんや園子ちゃんと一緒に撮った写真で、こっちは梓さんと一緒に撮った写真。安室さんはポアロの人気者だったんですよ」
は1枚1枚説明をしなが画像を見せていく。
安室「そうだったんですね。みんな良い顔してます」
「梓さんの人柄ですかね。ポアロの常連さんは素敵な人ばかりですよ。安室さんはコーヒーを煎れるのも上手でしたし、料理も上手でメニューの大半は安室さん考案なんですよ。お昼は安室さんが考えたメニューでポアロ1番人気のハムサンドを作りますね」
安室「さんの手料理楽しみです。さん、この家にさんと沖矢さん以外の人かいたりしますか?」
「え…。どういう意味ですか?」
『秀一さんのこと話していいのかな?でも記憶のない安室さんに説明して理解してもらえるかな?言うにしても秀一さんに相談してからかな…』
「いないですよ」
安室「そうですか…。お2人以外の声を聞いた気がするんでが僕の気のせいだったんでしょうか?」
「ここは少年探偵団のみんなや蘭ちゃんや園子ちゃんとかも出入りしますよ。わりとお客様多いですよ」
安室「じゃあお客様の声だったんでしょうか?」
安室は首を傾げる。
「そうかもしれませんね。お昼ご飯作ってきます。出来たら呼びに来ますね」
は時計を見て立ち上がる。
安室「楽しみに待っています」
はキッチンに向かった。