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偽りの中の真実【R18】

第13章 約束


が朝食を食べ終わったのを見て赤井は話を切り出した。

赤井「さぁ、話してもらおうか。首の痣のことを」

「この首の痣はジンに付けられたの…」

赤井「ジンに?どう言うことだ!詳しく聞かせてくれ」


はまずジンとの取引のことを話した。


赤井「あの日、俺が助けに行く前にそんな取引をしていたなんてな。自分がどんなに危険な事をしているのかわかっているのか?」

「あの時はまだ組織の事を良く知らなかったし、安室さんのあんな姿を見てビックリして、昴さんがあんな風になったら嫌だって思ったから、昴さんを助けられるなら、どんなことでもするって事しか頭に無かった…」

赤井「首に痣があるって事はジンに会いに行ったんだな」

「ポアロに来てた同級生の鈴ちゃんがベルモットだったの。で、連絡を貰ってジンのところに行った」


はホテルでのジンとの出来事を話した。


赤井「ジンにの体を…」
赤井は拳を強く握りしめる。

「ごめんなさい。でも昴さんを守るためにはそれしか方法がなかったの」

赤井「に怒っている訳じゃない。不甲斐ない自分に腹を立てているんだ」

「そのまま家に帰るのも辛くて街を彷徨ってたらベルモットに声をかけられたの」


はベルモットとの事を話した。


赤井「ベルモットが助けてくれたのか。なんだか意外だな。ミスティアが良い名前じゃないか」

「ベルモットのおかげで少し気分が楽になれた」

赤井「理由はわからないがはベルモットに気に入られたらしいな。で、これからどうしたい?」

「どうって?」
は首を傾げる。

赤井「もし、どうしても組織にいたくないなら何としてでも抜けさせてやるが…」

「ジンに抱かれるのは辛いけど、組織にいたら安室さんを元に戻す方法もわかるかもしれないし、秀一さんや新一君に組織の情報も提供できるかもしれないから組織にいたい」
は真っ直ぐ赤井の目を見て自分の決意を話した。
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