第3章 喫茶ポアロ
日曜日になり沖矢は軽い足取りでポアロに向かった。
安室「いらっしゃいませ」
扉を開けると安室が出迎えた。
沖矢「さんいますか?姿が見えないようですが…」
安室「あなたがここに来るなんて珍しいですね。さんに何の用ですか?彼女は今買い出しに出ているので僕が用件をお聞きしますよ」
安室は営業スマイルを消した。
沖矢「彼女に会いに来たんですよ。戻るまで待たせてもらいますね」
沖矢はカウンター席に座った。
安室「ご注文は?」
沖矢「アイスコーヒーを頂けますか?」
安室「さんが貴方と知り合いだったとはね」
安室は沖矢の前にアイスコーヒーを置く。
沖矢「さんとお付き合いしてるんです。だからさんに変な事をしないで下さいね」
安室「貴方がさんの彼氏だったなんて驚きましたね。僕もさんを狙ってたんですけどね」
沖矢「貴方にはを渡しません」
コナン「安室さん、サンドイッチの差し入れありがとう……って昴さんがポアロにいるの珍しいね」
コナンがやって来て、皿を安室に渡して沖矢の隣に座った。
沖矢「彼女を待ってるんですよ」
コナン「昴さん彼女いたんだ。知らなかったなぁ。どんな人?」
沖矢「コナン君もよく知ってる人ですよ」
「戻りました。あ、昴さんいらっしゃい。コナン君も来てたんだね」
は買い物袋をカウンターに置いた。
沖矢「さん、エプロン似合いますね」
「ありがとうございます」
は照れて頬が赤くなる。
沖矢「コナン君、紹介します。僕の彼女のさんです」
コナン「昴さん、ちょっと聞きたいことがあるから昴さんの家に行ってもいい?」
沖矢「ここじゃダメなんですか?」
コナン「誰にも聞かれたくない相談なんだよぉ。お願い」
沖矢「仕方ないですね。さん、また明日大学で会いましょう」
「はい、また明日」
コナンは沖矢の手を引っ張ってポアロを出た。