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偽りの中の真実【R18】

第3章 喫茶ポアロ


日曜日になり沖矢は軽い足取りでポアロに向かった。


安室「いらっしゃいませ」
扉を開けると安室が出迎えた。

沖矢「さんいますか?姿が見えないようですが…」

安室「あなたがここに来るなんて珍しいですね。さんに何の用ですか?彼女は今買い出しに出ているので僕が用件をお聞きしますよ」
安室は営業スマイルを消した。

沖矢「彼女に会いに来たんですよ。戻るまで待たせてもらいますね」
沖矢はカウンター席に座った。

安室「ご注文は?」

沖矢「アイスコーヒーを頂けますか?」

安室「さんが貴方と知り合いだったとはね」
安室は沖矢の前にアイスコーヒーを置く。

沖矢「さんとお付き合いしてるんです。だからさんに変な事をしないで下さいね」

安室「貴方がさんの彼氏だったなんて驚きましたね。僕もさんを狙ってたんですけどね」

沖矢「貴方にはを渡しません」



コナン「安室さん、サンドイッチの差し入れありがとう……って昴さんがポアロにいるの珍しいね」
コナンがやって来て、皿を安室に渡して沖矢の隣に座った。

沖矢「彼女を待ってるんですよ」

コナン「昴さん彼女いたんだ。知らなかったなぁ。どんな人?」

沖矢「コナン君もよく知ってる人ですよ」


「戻りました。あ、昴さんいらっしゃい。コナン君も来てたんだね」
は買い物袋をカウンターに置いた。

沖矢「さん、エプロン似合いますね」

「ありがとうございます」
は照れて頬が赤くなる。

沖矢「コナン君、紹介します。僕の彼女のさんです」

コナン「昴さん、ちょっと聞きたいことがあるから昴さんの家に行ってもいい?」

沖矢「ここじゃダメなんですか?」

コナン「誰にも聞かれたくない相談なんだよぉ。お願い」

沖矢「仕方ないですね。さん、また明日大学で会いましょう」

「はい、また明日」

コナンは沖矢の手を引っ張ってポアロを出た。
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