第10章 ★黒の誘惑
ジンはの腹に放った欲望の証をティッシュで綺麗に拭き取った。
ジン「お前の全てをゆっくり味あわせてもらうぞ」
ジンはの胸の突起を舌で転がすように舐めながら、反対側の胸の突起を指で摘まみ、突起の先端を爪で擦る。
「…ぁっ……胸は…んっ…だめぇ…」
は快感から逃れようと体を捩る。
ジン「お前は胸が弱いんだな」
ジンは胸の突起を甘噛する。
「やだぁ……おかしく…なるっ……」
は荒い呼吸で必死に訴える。
ジン「おかしくなればいい。胸だけでイかせてやる」
ジンは胸の突起を甘噛しながら吸い上げ、反対側の突起を指で摘まんで強く引っ張った。
「ひゃぁぁぁ………っぁ…」
は背中を仰け反らせて絶頂を迎えた。
ジン「本当に胸だけでイっちまうとはな。これからの楽しめそうだ」
「はぁ…はぁ……もう…むり…」
惚れ薬で心変わりさせられていているとはいえ、沖矢以外との行為はの心の大きな負担となっているのかは拒否の言葉を口にする。
ジン「まだあの薬は完璧じゃないみたいだな。やめてもかまわないがそしたらお前と沖矢昴の命は保証しない」
ジンはの首に手をかけてゆっくりと首を絞める。
「……っ………やめて……」
ジン「俺に従うか?」
ジンは首を絞める手に力を込める。
「……し……たが……う…」
は途切れそうになる意識の中で答えた。
ジン「次は無いと思え」
ジンはの首から手を離した。
「……っ……けほっ…けほっ…」
は呼吸を整えながら頷く。
ジン「気分が萎えた。今日はこれで勘弁してやる。次からはこれに連絡する。妙な真似をしたらすぐに始末するからな」
ジンは真っ黒なスマホをに手渡した。
は受け取ったスマホを鞄に入れた。
ジン「今日はもう帰っていいぞ」
ジンは少しイラついた表情をしながらタバコに火をつけた。
は着てきた服に着替えてホテルを後にした。