第10章 ★黒の誘惑
がシャワーを浴び終えてホテルに置いてある浴衣に着替えて出てくるとジンがイスに座ってタバコを吸っていた。
ジン「お前も吸うか?」
「いらない」
ジン「今から何をするかわかってるよな?」
ジンの問いかけには無言で頷いた。
ジン「健気だよな。恋人を守るために恋人に内緒で他の男に抱かれにくるなんてな」
ジンは吸っていたタバコを灰皿に置くとと唇を重ね、小さな錠剤を口移しで飲ませた。
「何を飲ませたの?」
ジン「そんな強張った顔じゃ濡れないだろ。あの日、お前に飲ませるか迷った組織が新しく開発した惚れ薬だ。飲んで最初に見た異性を好きになる」
「そ、そんな…」
ジン「薬の効果は10時間。ハニートラップ用に開発されたものだ。朝には薬はきれてる」
「よかった」
ジン「しっかり俺の顔を見てもらうぞ」
ジンは両手での顔を固定して見つめ合うようにする。
『なに…なんか…ドキドキして…苦しい…』
はジンの背中に手を回して強く抱きついた。
ジン「薬が効いてきたみたいだな。良い顔をしてる」
ジンはにキスをすると唇の隙間から舌を侵入させて舌を絡める。
「んっ…っ…」
ジン「たっぷり味あわせてもらうぞ」
ジンがの浴衣の帯をほどいて浴衣を脱がす。
は下着を付けていなかった。
ジン「覚悟だけは誉めてやる。ヤる気満々だったわけだ。なら期待に答えて、お前をゆっくり味わう前にまず1発ヤってやるよ」
ジンはをベッドに押し倒すとの顔を跨いで座り、口元にまだ柔らかい自身を近づける。
ジン「挿れてやるから舐めろ」
はうっとりとした目でジンのモノをみつめながらゆっくりと舌を這わせる。
ジン「なかなか上手いじゃないか。沖矢昴に仕込まれたか?」
沖矢の名前を出されて一瞬動きが止まったが、はジンのモノを口に咥え唇で扱きながら吸い上げる。