第8章 悪魔の囁き
沖矢とはダイニングに戻ってきた。
沖矢「さんの護衛の件ですがさんの護衛は基本的には僕がします。さんの側に人がいたらイチャイチャ出来ませんしね」
『護衛が昴さんなのは嬉しいけど、いつまで?ベルモットが接触してきたらバレるよね。昴さんも組織にいたんたからベルモットの顔は知ってるだろうし…』
「私の護衛って必要ありますか?私の推測なんですが安室さんの記憶を消したと言うことは、安室さんが持ってる組織に必要な情報が手に入ったから。だとしたら私の護衛は必要無いと思います。私は安室さん以上の情報なんて持ってません。組織が裏切者を許さないなら安室さんや昴さんの方が危険だと思います」
沖矢「さんが言う事も一理あります。ですが私はまだ組織に正体はバレていませんし、さんが絶対に安全という保証もありません。さんが心配なんです。しばらく僕に護衛をさせてもらえませんか?」
『あんまり断り続けるのも怪しまれるよね。しばらくなら大丈夫かな』
「じゃあ、しばらく護衛お願いします」
『本当に昴さんの正体がバレてないのかな?だったらジンは何で私に昴さんの事を聞いてきたんだろ…。昴さんが赤井秀一だって怪しんでるからだよね…』
「もうこんな時間!バイトに遅れちゃう!」
は時計を見て慌てる。
沖矢「ポアロには休むと連絡しておきました。梓さんも今日はゆっくり休んで下さいと言ってました。来週から一緒に頑張りましょうね」
「ありがとうございます。はい、頑張りましょう!」