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偽りの中の真実【R18】

第8章 悪魔の囁き


しばらくして沖矢がお粥を持ってきた。

沖矢「体が動かせないみたいでしたので食べやすいものにしました」
沖矢はスプーンでお粥を掬うと息を吹き掛けて冷ます。

安室「あの…出来ればさんに食べさせてもらいたいのですが…。記憶が無いので何とも言えませんが、男に食べさせて貰うなんて趣味は僕にはなかったと思います」

沖矢「仕方がありませんね。特別ですよ」
沖矢はにスプーンを手渡した。

「熱かったら言ってくださいね」
は息を吹き掛けてお粥を冷ますと安室の口元にスプーンを持っていく。

沖矢「食べながらでかまいませんので僕の話を聞いてください。2人のこれからについてお話します」


沖矢は安室とはFBI監視のもと工藤邸で暮らすこと。2人に護衛をつけること。安室の替わりに自分がポアロでバイトすることを2人に話した。


安室「僕は今何もわからない状態ですので、僕を助けて下さった沖矢さんに全てお任せします。体が動かせないのでご迷惑をお掛けしてしまいますが…」

沖矢「体はしばらくしたら動かせるようになると思いますよ。痺れるように怠いと言われていたので、おそらく犯人に痺れ薬を投与されたんだと思います。薬がきれたら動けるようになると思います」

安室「それは良かったです。それを聞いて安心しました。ずっとこのままだったらどうしようと思っていましたから」

「昴さん、護衛ってずっとですか?」

沖矢「身の安全が確認されるまでですよ。詳しくはダイニングでお話します。安室さんが疲れてもいけませんから」

「安室さん、ずっと寝てばかりも退屈ですよね。また話に来ますね」

安室「ありがとうございます。さんは優しいですね」


沖矢とは安室の部屋を出た。


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