第6章 忍び寄る黒い影
コン、コン
翌朝、が目を覚まし着替えているとドアがノックされた。
沖矢「さん、起きてますか?朝食が出来ましたよ」
「起きてます。ありがとうございます。今行きます」
テーブルの上には旅館の朝食を思わせる様な食事が並んでいた。
「凄く豪華な朝食ですね」
沖矢は「昨夜は少々無理をさせてしまいましたので、お詫びも兼ねて頑張って作りました。たくさん食べて下さいね」
「昨夜…」
は昨夜の行為を思い出して顔を赤らめる。
沖矢「そんな顔をされたら朝食ではなくさんを食べたくなっちゃいますね」
沖矢は唇と唇が触れるだけのキスをする。
「あ、朝から何を言ってるんですか!」
ますます顔を赤くしたは、照れているのを誤魔化すように朝食をパクパクと食べた。
沖矢「やっぱりさんは可愛らしいですね。今日もバイトですよね。体は大丈夫ですか?」
「まだ少し体が怠いですけど大丈夫です」
沖矢「さん、体力あるんですね。では次はもう少し激しく出来そうですね。ポアロまで車で御送りしますね」
沖矢はに車の鍵を見せる。
「お手柔らかにお願いします。じゃあ、お言葉に甘えて送って貰いますね」
朝食を食べ終えた2人は沖矢の運転でポアロに向かった。