第9章 シツコイのは嫌われる原因
《優香目線》
「結婚を申し込まれた?」
相談したいことがある、との事で銀と私、神楽ちゃんは料理店で新八君とそのお姉さん、妙ちゃんと話していた。
「よかったじゃねーか、嫁の貰い手があってよォ。帯刀してたってこたァ幕臣かなんかか?玉の輿じゃねーか、本性バレないうちに籍入れとけ籍!」
「それどーゆ意味?」
「銀、お前は黙って死んだように眠るか神楽ちゃんの応援でもしてろ」
大食いチャレンジをしている神楽ちゃんの応援を言いつけて私は話に戻る。
どうやらその結婚を申し込んできた人が追いかけ回してきているらしい…と言うかそれストーカーなんじゃ?
「んだよ、俺にどーしろっての。仕事の依頼なら出すもん出してもらわにゃ」
「銀さん、僕もう2ヶ月給料もらってないんスけど。出るとこ出てもいいんですよ」
「ストーカーめェェ!どこだァァァ!成敗してくれるわぁぁ!」
馬鹿で単純で扱いやすい奴とはきっとこいつのことだ。
「というか…ここにいるわけが…」
いるとしたら相当悪質なストーカーでしょ……
「なんだァァァ!!やれるものならやって見ろ!!」
「……うーわっ」
相当悪質なストーカーだったよ…ていうかいたからそこにいたの…