第8章 約束は必ず守れ
「付き合ってらんない…私帰る」
「やってらんねェ、帰るぞ神楽」
「え~、もうちょっと見たいんきんたむし」
「影響されてんじゃねェェェェ!!」
毒されてる、神楽ちゃんが毒されてる!!
2人を置いて私は先にこの場から抜け出そうと思い出口へと歩き出したところで驚きの人物を目撃してしまった。
「もっと大きい声で!!オイそこ何ボケッとしてんだ、声張れェェ!!」
「すんません隊長ォォォォ!!」
「……君は一体いつから隊長になったのかしら…?」
「俺は生まれた時からお通ちゃんの親衛隊長だァァ!!って……ギャアアアア優香さん!?何でこんな所に!?」
俺…一人称が俺になってる…キャラが変わってるわ、完全に……
「何でも何も…ちょっと面倒なことに巻き込まれちゃって……」
「おい優香、何やってんだ?」
「あ、聞いて銀。新八君は生まれた時から寺門通の親衛隊隊長なんだって〜」
「ぎゃぁぁぁあ!何で言うんすか?!」
「てめーこんな軟弱なもんに傾倒してやがったとはな、てめーの姉ちゃんに何て謝ればいいんだ」
いや、別に放って置いても良いんじゃないかな…本人の勝手だろうし…