第7章 攘夷集団とチンピラ警察
《優香目線》
どーーーすんのよぉぉぉぉ!!!
バッッチリテロリストとしてテレビに映されてるよ私達ィィィィ!!!
私は池田屋にて匿ってもらっていた。そしてニュースにテロリストとして映し出されたことにより頭を抱えている。
だってあんなの不可抗力じゃん!!無理だよ!!無理に決まってんじゃん!!あぁ、もうどうすんのよぉー!!
「陰謀だよ、これ完全なる陰謀だよ!あぁ…なんで私達がこんな目に〜…『コタ』に会えたのが不幸中の幸いでしたよ…」
「唯一こんな状態の僕ら匿ってくれるなんて。銀さんと優香さんの知り合いなんですよね?一体どーゆー人なんですか?…」
「んー、テロリスト」
「又の名を凶悪爆弾魔」
「はィ?!」
「そんな言い方はよせ」
後ろから侍を大勢引き連れて後ろから入ってくる桂ことコタ。コタというのは桂小太郎の小太郎にちなんでつけたあだ名。多分そう呼ぶのは私ぐらいかな。
「この国を汚す害虫『天人』を討ち払いもう一度侍の国を立て直す。我々が行うは国を護るがための攘夷だ、卑劣なテロなどと一緒にするな」
「攘夷志士だって?!」
「なんじゃそらヨ」
「というか爆発物を大使館に投げ込んでる時点でテロでしょ、テロ以外の何者でもないからね?」