第7章 攘夷集団とチンピラ警察
《優香目線》
逃げてます、現在進行形で私達万事屋は逃げてます。
だってしょうがないでしょ?!だってテロリストという疑いかけられてんだからァァァァ!!!
私達は前述の通り逃げようとしたけれど戌威族の人が新八君の腕を掴み、新八君は銀の腕を掴み銀は神楽ちゃんの腕を。そして神楽ちゃんは私の腕を掴む。
「新八ィィ!!テメどーいうつもりだ離しやがれェェェェ!!」
「嫌だ!1人で捕まるのは!」
「新八ィィ!!アンタが手を離せばみんな助かるのよォォ!離して?!」
「みんな私に構わず逝って!」
「ふざけんなお前も道連れだ!」
「って、いやァァァァ!!ブサ犬いっぱい来たァァァァ!!」
犬が!!犬がいるよォォォォ!!メーデー!!
「まったく、手間のかかる奴だ」
ん?誰?聞いたことのある声がしたけど……、
そう思って振り返って見たら1人の男によって犬達が倒されていった。
「逃げるぞ…銀時、優」
「お前…ヅラ小太郎か?!」
「違うでしょォォォォ」
「ヅラじゃない、桂だァァァァ!」
名前を間違えた銀をアッパーカットする桂小太郎。実は私の兄の1人でもある。
でもまぁ何はともあれ助かった!!良かった!!