• テキストサイズ

【銀魂】鬼神姫は侍の国にいる【原作沿い】

第5章 夜兎の少女


「…何の御用でしょう」


一先ずそこから話を切り出した。


相手の言動で腹を探る。こういう筋の連中と絡むには必要不可欠なスキルだけれど、案外こういう世界にいる奴らは持ち合わせていない場合が多い。


そういう奴は俗に言う馬鹿。


「なぁに、ちょっとお話ししてぇだけよ」

「正直に言えや?メガネのガキとチャイナ服のガキどこやった?」

「あなたが何を言っているのかまるで理解できないわね?」


まだ、気づかれていないっぽい。


「そっかー、知らねえかー…ところでこれから姉ちゃん暇?俺たちと遊ばねえ?」


待て待て待て待て待てっ!!これは計算外だ!!ここでナンパされるとか意味分かんない!!

分かりやすく鼻の下伸ばしてんじゃねぇよ!!キモいわ!滅べ!


……いや、ちょっと待った。コイツら地味に私のこと囲んでね?妙に声大きめで話してね?……まさかとは思うけど視界と周りの音を遮断してる?


連れ去りたいって願望もあるんだろうけど…


私は目の前の男どもを押しのけて2人がいたところに目を向ける。


予想通り一際強烈なパンチパーマのグラサン野郎がゴミバケツに入ったままの2人を線路上に落とした直後だった。


というか、2人は何でゴミバケツから出ないの?!まさかハマったの?!出られなくなったの?!

予想外すぎるわっっ!!
/ 99ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp