第3章 ペットの扱いには気をつけなさい
「ペットぐらいとは何じゃ、ペスは余の家族同然ぞ」
「「だったらテメーで探してくださいバカ皇子」」
「オイぃぃ!!バカだけど皇子だから!皇子なの!」
「丸聞こえだわ、フォローになってないし」
そのいなくなったペットを家族だと言うバカ皇子に私と銀は揃えて拒否して自分で探せと丸投げし、グラサンはフォローになってない台詞をぶつける。
「大体そんな問題アンタ達ぐらいで解決できるでしょ」
もっともな意見だ、新八君。そのまま言ったれ、もっと言ったれ新八君。
「いやそれがダメなんだ」
「何でだよグラサン泰三」
「だってペットっつっても…」
台詞を言いかけた直後、突然背後のホテルが崩壊した。
しかも化け物がいるんだけど、何だよあれ。
「おぉー!ペスじゃ!ペスが余の元に戻ってきた!誰か捕まえてたもれ」
「オイ、私らに死ねってかバカ皇子」
あれがペスかよ!もはやペットじゃないわあんな化け物!!もっとマシな生き物をペットにしろよ!!
「って、テレビでやってた暴れる宇宙生物って…コイツのことなんじゃ…!?」
「ペスはの〜秘境の星で発見した未確認生物でな、余に懐いてしまった故船で牽引して連れて帰ったのだ」
「主な原因お前じゃねぇかァァァァ」
市街地で暴れた宇宙生物の侵入を許した根本的な原因にシャウトしながらツッコミを入れたらその原因がペスによって吹っ飛ばされた。
「どこが懐いてんの?!自惚れも大概にしろバカ皇子!」