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【銀魂】鬼神姫は侍の国にいる【原作沿い】

第2章 万事屋銀ちゃん


逃げる間も無く眼鏡君のお姉さんに捕まった私と銀は主に銀時がフルボッコにされ眼鏡君とお姉さんが営む道場へと連れて来られ正座させられた。


この際だから紹介しておくと眼鏡君は名前を『志村新八』、お姉さんは『志村妙』というらしい。銀が妙さんによってフルボッコにされている最中に新八君が教えてくれたから確かだ。


で、銀がフルボッコにされたので次は私かと思って歯を食いしばってたらまさかの何もされないという。というか当然っちゃ当然なんだけどね。


だって私何もしてないし、巻き込まれただけだし、何の罪もないし…なんて事言えば銀と同じ道を辿りかねないので口が裂けても言えない。


妙さんはニコニコしながら正座してる私と目線を合わせる。なんか怖いんですが…。


「貴方、お名前は?」

「優香……成田優香です…兄が大変な粗相をしてしまい大変申し訳ありませんでした。責任は兄と私で取らせていただきます」


ここはもはや謝る以外救いの道はない気がする…というか謝っても救いの道ができるかどうか…あぁ恐ろしい。


「って、妹さんだったんですか?!」

「あら、妹さんだったんですね」

「義理ですけどね…血は繋がってません」


なんかよく分からないけど驚かれた。でも話が逸れたから良しとしよう、結果オーライ。


「てっきりこの天パの彼女さんかと思いました」

「誰がこの腐れ天パの彼女ですって?こんな腐れ天パ願い下げです」

「いや、ちょっ…酷くねお前?」


妙さんは何をどう勘違いしたのかこの世で絶対あってはならない事を口にし、いつのまにか復活した銀にはしょげられた。銀なんか無視無視。


「というかアンタが謝れよ腐れ天パ、元はと言えばアンタのせいでしょう」

「いや、あの……ホント、すんませんでした…ちょ、初登場なんではしゃいじゃったっていうか…調子乗りました……」


いや、理由がめちゃくちゃすぎるでしょ。はしゃいで天人ぶっ飛ばす事がはしゃいでる状態というコイツの思考回路が意味わからない…。


「ゴメンで済んだらこの世に切腹なんて存在しないわ。貴方のせいでウチの道場は存続すら危ういのよ?」


まあ、当然の如く銀の言い訳は面白いほどに通用しなかった訳だけど。
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