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祝福されないドロップス【尾形百之助】【BL】

第21章 真っ白




ところが。

奇声のような、何を言っているか良く分からない声が耳に届くと、──ドスッと右脇腹の腰あたりに物があたる。


【廉一】
俺から何もかも奪いやがって。

【慶次】
廉一・・・・っ。

【すず】
きゃ、ぁぁあああああッ


振り向いた先には廉一が顔を覗かせており、憎悪を満ちた表情で俺を睨み上げる。突き刺さったものを引き抜こうとしたので、腕を振り払うと、逃げるように廉一は走り去っていく。


【慶次】
(・・・・俺、・・・・刺されたのか・・・・?)





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