第18章 嫉妬*
【百之助】
ん・・・・あ、入って・・・・くる・・・・っ!
【慶次】
っ・・・・すごい、締め付けだっ・・・・。
広がった内側に押し進めていくと、いつもより敏感に反応している肉厚が出迎える。
百之助の反応をもっと見ていたいが、下半身が疼いて仕方ない。
【百之助】
んぁう・・・・っ!加減しろ、馬鹿、っひあああぁ・・・・!!
百之助自身も驚くような嬌声をあげ、ビクンビクンを脈を飛び跳ねさせる。
【慶次】
(やばい・・・・。もっと気持ち良くさせたい・・・・)
すぐ達してしまった百之助は、腕の隙間から汗だが涙だが分からないものを流しており、その腕の近くに口づけを落とす。百之助に無理をさせているのは承知だが、もう抑えられそうにない。
【百之助】
は・・・・っ、馬鹿・・・・、そんな動いたら・・・・っ!
【慶次】
だったら俺の名前を叫べよ。お前の口から聞きたいんだ。
【百之助】
くは・・・・、あぁ・・・・っ、口づけして・・・・っ。
【慶次】
ああ、本当にかわいいなもう!
【百之助】
んんん・・・・っ。
こいつは何処まで俺を焚きつけたら気が済むんだ。噛み付くような口づけをしながら、無我夢中で肉打ちを続ける。
その口から名前を聞きたいのに、唇を封じて、息もできないくらい隙間を紡ぐ。
【百之助】
んっ、う・・・・んんぅ・・・・はっ・・・・んんっ!
頭が真っ白になって酸欠状態になりつつあるのを感じ、息苦しくなる前に顔を離す。
【慶次】
ずっと大切にするから、百之助。
【百之助】
来てくれ・・・・俺の、一番奥まで・・・・っ。
【慶次】
っ!
【百之助】
ふ・・・・くぁ、ああああぁぁぁ・・・・っ!!
その後はもう理性も何もかも消えてしまって、記憶を閉ざすかのように瞼を下ろす。
意識を落したのが日の出前だったのか後だったのかも覚えておらず、目が覚めたのは日の高さからみて昼近い時間帯であった。