第18章 嫉妬*
【百之助】
あっ・・・・く、あぁ・・・・っ。
【慶次】
くっ・・・・、百之助の中、すごく気持ちいい・・・・。ぎゅうぎゅう締め付けてくる・・・・。
腰を動かすたびに肉の輪が締まり、それを離さないように絡みついてくる。
【百之助】
もう出る・・・・っ、あああぁぁ・・・・!
【慶次】
ああっ、俺も・・・・!
切ない声をあげた百之助の中が強く痙攣し、熱い欲が脈を打つ。それでもなお静まりを見せないそれを腰を掴んで再び突きあげる。
【百之助】
ん、くっ・・・・はぁあ・・・・っ!
俺が律動するたびに内側が絡みつき、ぬめり肉を引き裂くように行き交いする。
【慶次】
・・・・はぁ・・・・、百之助・・・・っ。
【百之助】
出るっ、ああぁぁあっ・・・・!
これでもかというくらい腰を動かし続け、百之助もまた腹の上に欲を吐き出す。呼吸を落ち着かせてから、ずるりと引き抜くと、その中からだらりと白濁が流れ落ちた。
【百之助】
はぁ、はぁ・・・・。
汗だくになりながら天井を見上げている百之助をよそに、俺は布団の横にあった性具を手にする。
【慶次】
(これ使ったら・・・・百之助はどんな反応を見せるんだろう・・・・)
想像しただけなのに下半身にまた熱が灯り、腰のものに巻き付ける。
するとそれに気付いた百之助は腹を引っ込めて笑い始める。
【百之助】
性欲旺盛だな。もう元気になったのかよ。
【慶次】
仕方ないだろ。お前が焚きつけたんだから。それに百之助もまだまだいけるだろ?
【百之助】
若旦那様には負けますけどね。
笑みを浮かべている百之助のそばに顔を下ろし、その額を撫でてやる。
【慶次】
・・・・百之助、そろそろそのわざとらしい呼び方止めないか?今日は誰もいないんだ。
【百之助】
いったらまた火がつくだろ。燃えカスになったら言ってやる。
【慶次】
へえ・・・・勝負しようってのか。俺の薪はなかなか燃え尽きないから、止めてって言っても名前を呼ぶまで止めてやらないからな。
【百之助】
上等だ。
軽口が叩けるなら百之助の身体はまだ大丈夫なはずだ。
俺もまだまだ若いし、10代最後の百之助には負けていられない。
琳の輪を装着したまま百之助の後孔にあてがった。