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祝福されないドロップス【尾形百之助】【BL】

第18章 嫉妬*




布団の上にあがり、口づけを挟みながら丁寧に服を脱がせる。


【百之助】
・・・・アンタ、手が震えてる。

【慶次】
ああ・・・・、なんか緊張しちまってな。解放感っていうか、いつもより百之助が感じてくれてる気がするから。


家にいるときのように息を殺してやる必要はなく、水音が響いている気もする。
絣の袴を脱がすと、ゴツッとしたものが膝に当たり数珠のような形のものが出てくる。


【慶次】
ん?数珠なんて家から持ってきてたのか?

【百之助】
・・・・山吹が・・・・、使ったら若旦那様が悦んでくれるんじゃないかって持たされた。


百之助は珍しく、歯切れが悪く話している。数珠ではないとするなら一体何なのだろうと考える。
傾城の山吹が渡したとなると、つまり俺たちがそういう目的で使うことを意図している。
だがこの数珠みたいなのをどうやって使えば良いのか、全く見当もつかない。


【慶次】
どうやって使うのか教えてもらわなかったのか?

【百之助】
それは琳の輪といって、陰茎に巻き付けて使うらしい。挿入する時、玉があたって気持ちいいとか何とか・・・・。

【慶次】
へえ・・・・こんな性具があるんだな。百之助、もちろん使うつもりで借りてきたんだろ?なら、俺を悦ばせてくれ。

【百之助】
使わせてやってもいいが、俺の尻の穴を壊さないでくれよ。


再びこめかみや首筋、胸元に唇を落としながら、下腹部へと辿る。すっかりと山になっている褌を撫でた後、太腿の内側に顔を寄せて、両尻を揉みあげる。


【百之助】
・・・・触り方がやらしいぞ。

【慶次】
そうしてるんだから感じてくれなきゃ困る。はぁ・・・・もっと前戯してやりたいのに、突っ込むことばっかり考えてる。

【百之助】
アンタ、俺から言わせようとしてるだろ。

【慶次】
言ってくれなきゃ、挿れてやんないぞってか?百之助の匂いでいっぱいだな、ここは。

【百之助】
そこで話すな・・・・。んっ・・・・。


褌を取らずに股のあいだに顔を埋めながら話すと、百之助の内股部分は誘っているようにわずかに痙攣をみせる。




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