第12章 インポ*
今まですずとは部屋の中でしかやったことはなかったが、一緒に風呂に入ろうと誘われた。断ることも出来たが、この際だから俺の勃起障害をバラす意味でも一緒に入ることに決める。
【すず】
えっ・・・・うそ。誰にも勃ったことないの?
【慶次】
ああ。今まで隠していて悪かった。
さて、これからどうしようか。
すず相手に立たなかったわけだし子作りは望めない。だとすると妾の子をとるか、誰かの精子を分けてもらうか。
毎晩俺のところに夜這いしに来ているということは欲求不満なのかもしれない。すずの恋人関係はよく知らないが、あまりにも深刻な顔をするものだから、とりあえずある提案をする。
【慶次】
俺以外にもたくさん男がいるんだし、誰とやってもかまわ──・・・・ッ
そしたら思いっきり平手打ちを喰った。
何か悪いことでも言ったのかと思い、まじまじと泣きそうな面で睨んでいるのが目に入る。
【すず】
なんでそんなこと言うの!私はそんなふしだら女じゃないわよッ ・・・・今まで、辛かっただろうなって心配してたのに・・・・。私のこと、そんな風に思ってたの・・・・?
【慶次】
いや・・・・、そうは思ってない。すまん・・・・。
誰とでもは言い過ぎたか。
でも欲求不満なことには変わりないんだし、俺には手と口を使うことくらいしかできない。理不尽だな。
まだ少し不機嫌な顔をしているため、機嫌を取ろうとすずの肩を抱き寄せて頭を撫でる。
ひとまず治まってくれたことに安心し、大人しく頭を撫でられていたすずはおもむろに俺のふにゃチンを掴み、先っぽから根元まで撫でてみせる。
【すず】
ふにゃふにゃね・・・・。
俺のチンポは百之助しか反応しない。
全く硬くならない棹を弄りながら、すずは静かにそう呟いた。