第12章 インポ*
次の日もまたすずは百之助と仲良くするものだから、早くこの苦行を終わらせたい一心で自分の部屋に招き入れる。
【すず】
・・・・っあ、・・・・ああぁっ。
甘い嬌声を鳴らし、乱れた着物の隙間から指を入れて柔らかい粘膜を擦り合わせる。
すずのことは好きだが、百之助のように身体は反応することはなく、いくらソコから愛液が溢れていても俺は応えることが出来ない。
【慶次】
(百之助を想像すれば自慰だって出来たんだ。百之助の昨日抱いた姿を想像して、奮い立たせて・・・・)
【すず】
慶次・・・・あっ、そこ・・・・ぃ・・・・いい。
すずは妹みたいな存在だが美人だと思う。
艶のいい髪はもちろん、肌も白くて綺麗だし、目もパッチリしてて、笑顔も声も仕草も可愛らしいところがたくさんある。
【慶次】
(・・・・けど、やっぱり無理そうだ。)ココも、もうこんなに立ってる。かわいいな。
胸の突起をつまむと、ビクッと身体をのけぞらす。俺が勃起障害だということはいずれバレることだ。聞かれた時は包み隠さず話そう。
──百之助のことは伏せて・・・・。
【すず】
あっ、あぁんっ、そこ・・・・やっ・・・・め・・・・ぇ・・・・っあ。
膣内の中を擦り合わせて、奥の当たる部分を指で何度も突きあげる。膝を何度がガク、ガクッと震え合わせると、中イキしたように恍惚な表情を浮かべる。
【すず】
はぁ・・・・、はぁ・・・・慶次・・・・っ。──ん゛ぁぁああっ、あ・・・・やっ、ぁ、まっ・・・・んあっ、・・・・こっわれちゃ・・・・っあ。
【慶次】
まだだぞ。俺を嫉妬させたかったんだろ?
まだ熱いうちにヒクつく内部を弄りまわし、嬌声をあげ続ける。俺にとってはただの作業でも、すずにとっては嬉しい行為なのだろうか。
手淫はお手のものだ。
なんたってあの淫乱な若奥様を虜にしちまったのだから。今はもう肉体関係は断絶しており、若奥様より嫁の方が情があるのはたしかだ。
しかし、俺にはやっぱり百之助しか愛せそうになく、その手先の器用な指で奥底をまさぐった。