第4章 風呂屋*
そして、ハッと思考を止める。
【慶次】
(ええい、いかんいかん。通り魔じゃあるまいし・・・・子供に対してそんないかがわしいこと)
子供は好きだが、そういう目で見てきたんじゃない。
そんな趣味あってたまるか。
いかがわしい犯罪者じゃあるまいし、いたって健全な男子だ。
だが、目の前にいるこの可愛らしい生き物はなんなんだ。
ひとつひとつが可愛すぎる。
これ以上踏み込んでしまったら、可愛いだけじゃすまないことをしてしまいそうで、いたたまれない気持ちになってくる。
まだ完全に懐いているわけじゃないが、少しは懐いてくれていると思って良いんじゃなかろうか・・・・。
首を振って雑念を振り払い、はらりとタオルが落ちて、小さなチンポが目に入った。
【慶次】
っ!!?(──うッ・・・・いま一瞬、何考えた俺ッ この子に手を出したら犯罪だぞ。まじで落ち着け、がちで落ち着け・・・・。何のために安全祈願の螺鈿札なんて作ったと思ってるんだ。それを大事に持ってる子に手を出すなんて、とんでもない下衆野郎じゃねえか・・・・ッ)
【百之助】
あ。
【慶次】
ん?
自制心を保とうと必死に取り繕っていたところ、何かを見つけたように声を上げる。
何だろうと視線の股のあいだに目を下ろすと──、
【慶次】
(チンポが勃った・・・・っ!!)