【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第20章 Until We Meet Again... ※
その後、リヴァイはエレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマンらと出会う。
サクラの面影を感じさせる彼らを側に置くことを決めた。
そして・・・
エルヴィンの腹心として、人類のために戦い、命を懸けた。
時には人間の血で手を染めることもあった。
時には鬼神のごとく冷徹さを見せることもあった。
そんなリヴァイを誤解する者も少なくはなかった。
しかし、その行動の全てはサクラが愛したものを守るため。
そして、自由に桜を見に行ける世界を取り戻すためだった。
リヴァイがその激動の生涯を終えるまで、再び桜を見たかどうかを知る者はいない。
リヴァイもまた、永遠に瞳を閉じるまでに“桜”の名を口にしたのは、ただ一度だけ。
のちに“桜の微笑み”として世に知られる、ある少女の絵画を目にした時だけだった・・・