• テキストサイズ

【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第20章 Until We Meet Again... ※





ドォン・・・

ドォン・・・

次第に、信煙弾の数が増えていく。


「クソ・・・巨人の群れに出くわしたか・・・?」

ハンジが舌打ちをした。

赤が6本・・・
そして、作戦遂行不能な痛手を知らせる黄色の煙弾が1本。

「モブリット、サクラ! エルヴィンの所へ行くよ!」

事の重大さを感じ取った分隊長が叫んだ。

それは賢明な判断といえる。
こうなった場合、司令塔であるエルヴィンに口頭で指示を受けられる距離にいた方がいい。
そうすれば、次の行動にすぐ移れるからだ。


「エルヴィン!」

サクラ達がエルヴィンやリヴァイと合流するのと同時に、後方からの口頭伝達も到着する。


「伝達です! 北東より現れた巨人10メートル級ら3体に侵入を許し、四列中央の荷馬車援護班が全滅! また、右翼側より現れた奇行種は、こちらの方角に向かっているとのことです!」

ということは、右からも左からも陣形内に巨人が侵入してきているというわけか。

しかも、この遠征の目的である補給物資を積んだ荷馬車が襲われている。
さらに奇行種が陣形を荒らしている。

「最悪じゃないか・・・」

エルヴィンの側近が絶望混じりに呟いたのも無理はない。

このままでは、陣形が大きく崩れるばかりか、兵士の命も補給物資も失われてしまう。





/ 781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp