【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第20章 Until We Meet Again... ※
「ん・・・」
熱いタオルで体を拭かれる感覚で我に返る。
目を開けると、リヴァイがサクラの身体を綺麗にしてくれていた。
「リヴァイ・・・兵長・・・」
「・・・気がついたか」
全身が怠い・・・
あれからどれ程の時間がたったのだろう・・・
「すみません・・・またお手を煩わせて・・・」
「気にするな。俺もさっき目が覚めたところだ」
額の汗を拭きながら、そこにキスをしてくれる。
些細なことだが、愛されているという実感が湧いてきた。
するとリヴァイは、サクラの背中の下に腕を差し込んでくる。
「シーツを替えたいんだが、体を起こすことができるか?」
「・・・え・・・?」
「お前、最後は派手に潮を吹いたからな。それに俺の精液もあちこちに飛んでる」
そういえば、たしかに尻の下が冷たい。
ああ、また汚してしまったのか・・・
手伝ってもらいながらなんとか体を起こしてベッドから降りる。
すると、腰にタオルを巻いただけのリヴァイが、テキパキと手際よくシーツを替え始めた。
さっきの扇情的な兵士長とのギャップに、思わず笑みが零れた。
「何笑ってる」
「すいません。兵長って本当に綺麗好きなんですね」
からかったつもりはないのだが、少し不服そうな顔をされる。
それでもシーツを敷き終えると、再び抱き抱えられてその上に優しく寝かせてくれた。