【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第18章 Till Death Do Us Part ※
「イッたばかりの兵長って・・・とても綺麗ですね」
「・・・あ?」
ポロリと出た本音に、リヴァイは怪訝そうにしながらサクラの顔を見下ろした。
「綺麗ってなんだ、男に使う形容詞じゃねぇだろ。それにいつから兵長呼びに戻ってもいいと言った?」
「あ・・・」
やはり意識していないとすぐに戻ってしまう。
名前だけで呼ぶのは違和感がありまくりだ。
「ヤッている最中も2度ほど兵長と呼ばれた気がしたが」
「そ、それは無意識でっ・・・言ってくれれば、直したのに・・・」
すると、リヴァイは膨らんだ乳房の突起を甘噛みしながら呟いた。
「“言えなかった”んだ・・・俺もほぼ意識が飛んでいたからな」
「兵長も・・・・・・って、痛! 乳首を強く噛まないでください!」
「お前、こんなに言ってもまだ兵長って呼ぶのか」
お仕置きとばかりに胸の敏感な部分をつねられる。
気持ちいいのか、それとも痛いのか、区別のつかない曖昧な感覚に目眩を覚えながら、サクラは必死で声を上げた。
「すみませんっ・・・もう癖になっちゃってて・・・」
「なら、これからゆっくり時間をかけて、その邪魔な癖が直るように躾けてやる」
「あの・・・是非ともお手柔らかにお願いします」
「期待はするな。俺は人に物を教えることに向いてない」
そう言う割には、撫でてくれる手が優しい。
「キツイお仕置きはやめてくださいね」
「どうだかな・・・全て、お前次第だ」
サクラの後頭部を抑えながら、啄ばむようなキスを落とす。
すると、少しずつ眠気が襲ってきた。
そのことに気がついたのだろう。
「まだ時間はある。少し寝ろ」
トロンとした目のサクラを抱きしめ、耳元で囁く。
「はい・・・」
そして、リヴァイの腕の中で、心地良い眠りにゆっくりと堕ちていった。